マルベージャ / MARBELLA


【歴史】

 その名も「Mar(海)+Bella(美しい)」というマルベージャは、コスタ・デル・ソルの中でも高級リゾート地として名高い。


 ローマ時代から続く町だが、なんといっても現在はヨーロッパ屈指の高級リゾート地として国内外に広く知られる。海に面した地域にはリゾート用の分譲型マンションと、それぞれに広い敷地と充実した設備を持つ高級ホテルが並び、近郊には数多くのゴルフ場がある。人口は約8万人。




【観光】

 高級リゾート地の雰囲気を味わうのが、マルベージャの観光。ビーチでのんびりしたいなら、少し郊外に出た方が良いかもしれない。

 市内には小さな旧市街もあるのだが、町の中心はやはりビーチ沿いのエリア。通りにはマドリードのセラーノ通りにも劣らない高級ブランドのショップが並び、外国ナンバーの車が通り過ぎたと思ったらポルシェやフェラーリやマセラッティ、さらにはロールスロイスだったりする。

 ホテルは団体客が泊まる中級から、5つ星G.L.(グラン・ルホ)の最高級クラスまである。最高級クラスでは、リゾートの中のリゾートという最高の滞在をすることができるだろう。ホテルによっては、ゴルフ場カジノなどを併設しているところもある。

 また、とくにお金持ちが集まるエリアとして知られるのが、プエルト・バヌス地区。ヨットハーバーには個人用の豪華なクルーザーが並び、そのなかでシャンパングラスを傾けて談笑するお金持ちの姿があちらにもこちらにも。イギリスやドイツをはじめロシア、中東など遠国から来る客も多く、ヨーロッパ的ブルジョワのバカンスを垣間見ることができる。




【名物料理】

 マルベージャはもともと漁港でもあり、シーフード料理がおすすめ。ただし、庶民的な店を見つけるのは難しいので、価格はかなり高くなるだろう。


 せっかく高級リゾート地に来たのだからその気分を存分に味わいたいというひとは、ぜひMarisqueria「マリスケリア」(シーフード・レストラン)に入ってみてほしい。水槽の中の活きたBogavante「ボガバンテ」(ロブスター)やLangosta「ランゴスタ」(イセエビ)などを、好みに応じて調理してくれる。料金はキロあたりで表示されていることが多い。また、国際的な観光地であるからほとんどのレストランで英語が通じる。

 ちなみに私はスペインに来て初めての旅行で、うっかりプエルト・バヌスの港に面したマリスケリアに入ってしまった。なにか前菜とロブスターを頼んだのだが、重さを聞き間違えたせいで「これだけあったら足りるだろう」と持っていった数万ペセタ(当時の夫婦1ヶ月の食費に相当)では足りない!と青ざめることになった(1999年)。今では笑えるのだが、その時はレストランに残って皿洗いでもしようかと半ば本気で思い詰めたものだった。

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