チップ
気持ちの範疇。超高級ホテル・レストラン以外、渡さなくてもまったく問題ない。目安としては、タクシーではお釣りの端数(0.05〜0.50ユーロ)、レストランではお釣りからひとり0.50〜2ユーロ、ホテルのポーターなどには0.50か1ユーロ。「ありがとう」は、gracias「グラシアス」。
時間帯
スペインの最大の特徴は、昼食が午後2時から始まること。ということで、スペインでman~ana「マニャーナ」(午前)といえば、午後2時までのことを指す。さらに、一般的にこの昼食が一日のメインとなるため、昼食+休憩のsiesta「シエスタ」(昼寝)の時間が、午後5時までと非常に長い。この時間帯、多くの商店がシャッターを下ろしてしまうので、買い物などの予定がある場合は注意。午後は5時からスタートし、8時まで営業するケースが多い。
レストランの営業時間は、一般的に午後1時半〜4時半、午後8時半〜零時過ぎ。実際に食事客がピークを迎えるのは、午後2時半と、午後10時くらい。なおマクドナルドなどのファストフードなら、だいたい12時前後に開店する。またBar「バル」(居酒屋&喫茶店)は早朝7時から深夜まで営業するところも多いので、食事時間外になにか軽く食べる分には不自由しない。
お気づきだと思うが、スペインでの一日は異常に長い。とくに夏季などは、夜9時まで太陽が燦々と輝いていたりするし、子どもが深夜零時過ぎまでサッカーボールを蹴って遊んでいたりする。フラメンコも、夜10時に始まり、佳境を迎えるのがやはり深夜零時過ぎとなる。
短い滞在だとなにかと気が急くだろうが、スペイン流に、昼食をたっぷり摂った後はホテルに戻ってひと休みし、夕方になって再び観光に出るのが、坂本龍一教授も驚愕したというこの宵っ張りの国(とくにマドリード)を充分に愉しむコツだと、私は思っている。
治安
首絞め強盗が頻発していた数年前に比べ、警備体制の強化もあり、治安は落ち着いてきている。引ったくりなど暴力的な犯罪を予防するためのポイントは2点、@人通りの少ないところを歩かない、A盗られて困るものは持ち歩かない。
@に関しては、地図上は近道でも人通りのない道には入らず、あくまで大通り沿いを進むのも大事。深夜や早朝の移動には、ぜひタクシーを。
Aについては、まず最大の標的となるパスポートは日本でカラーコピーを取っておき、市内散策程度ならそのコピーを携帯(原本をホテルに預けるかセーフティーボックスに保管できる場合)。クレジットカードと現金は別にしておき、現金も支払い時に大金(300ユーロを現金で持ち歩くスペイン人はあまりいない)が周囲から見えないような工夫を。
そして万が一、引ったくりに遭った場合には、下手に抵抗しないことが肝要。相手はナイフなどを持っているプロで、集団のことも多く、抵抗したがために怪我をするケースが残念ながら少なくない。せめて金銭的な被害で留めておくというのも、意外と大事なことのように思います。

