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マジョルカ島から ベンビングッツ! |
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マジョルカ・チャンネル
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ch.15 <<知る人ぞ知る、サンタ・エウジェニの丘の上の潜水艦>>
[ 12.Ago.2005 ]
Vol. 15 オークボ選手のスペイン語
手元に残してある新聞の日付は7月21日となっている。『ディアリオ・デ・マジョルカ』紙によると、「チームに馴染むよう、オークボは通訳なしに」とある。大久保選手がマジョルカに来た時から、モイセス・フェランという日本語ペラペラのスペイン人好青年が通訳を務めてきた。記者会見やスペインメディアからの取材の際の通訳だけでなく、練習中もクーペル監督がモイセスを呼んで、大久保選手に指示を出すことがあったりして、まさに右腕という存在だった。この記事を読み始めた時、そりゃ大変、きっついなぁ、と思ったのだが、読み進めていくうちに、チームに完全に馴染むように、というクラブ側の意向がわかり、ってことはチームの一員としてとても期待されてるってことだな、と嬉しくなった。
でも、実際のところ、急にスペイン語だらけの所に放り込まれて、大変だろうなぁというのは想像がつく。しかし大久保選手はスペイン語もちゃんと勉強して、それなりに意志の疎通が取れるようになっているのだ。
8月上旬、日本から来た友人一家と一緒に、通称ソン・ビビロニという練習場へ出かけた。そこで見かけた出来事。私たちのように練習を見に来ていたオヤジの一人が、「オークボ、もうスペイン語わかるようになったか?」と声をかけたのだ。大久保選手は「ノ」と答えた。「ノ」と答えたということは、矛盾するようだが、オヤジの質問をちゃんと理解してるってことだわね。そこでオヤジはまた尋ねた。「今日は昼からも練習あるのか?」「シ(ああ)」「何時に始まる?」「ア・ラス・セイス・イ・メディア(6時半に)」。ほらほら、ちゃんと会話が成り立ってるじゃん。「もうちゃんと喋れるじゃないか」オヤジは実に満足そうな顔をしていた。
「かわいい子には旅をさせよ」「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ってとこかな。荒療治かもしれないが、この大変さを乗り越えて、スペイン語力をグンと伸ばして、さらにチームにがっしりと入り込んでもらいたいものだ。
さて、にわかサッカーファンの私は、シーズンオフになった途端、たいしたニュースやってないわ、とスポーツニュースを見るのを止めた。だが、シーズン開幕が近づくにつれ、やはり気になって、今ではまた最低でもローカルチャンネルのうちの3局のスポーツニュースをチェックする毎日だ。そして昨日のニュースを見てにんまり。「第一子に会うために、3日間日本に戻っていたオークボ。息子の名前はアイト」だって。なんか赤ちゃんの名前まで報道するってのが微笑ましい。やっとアイト君に会えて、とても嬉しい気持ちでマジョルカに帰ってきたんだろうなぁ。
アイト君、お父さんは頑張ってるぞ〜!