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マジョルカ島から ベンビングッツ! |
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ch.17 <<まだまだ泳いでる人がいる!>
[ 25.Oct.2005 ]
Vol. 17 やせ犬の全身ノミだらけ
リーガ・エスパニョーラ第8節、10月23日の対ビジャレアル戦。移動中の車の中でずっとラジオを聞いていた。普段は温厚そうな声で、ポジティブシンキングの塊のようなコメントを出す解説者が、『やせ犬の全身ノミだらけ』、と少なくとも3回は言った。きっと想像がつくと思うのだが、日本語で言えば、『泣き面に蜂』というやつだ。本当に惨憺たる内容の試合だった。
今季のマジョルカはひどい。と書いてから、ひょっとして前季も似たようなものだったのかも、と思って古い新聞をひっぱり出してみると、やはり前季もひどかった。第6節目で最下位になってから8ヶ月間、ずっと2部降格圏内。大久保選手の活躍が大きな要因となって、奇跡の1部残留を果たしたものの、ファンとしては、「またかよ」といったところだろう。私が通っている美容院のダンナと奥さんは、二人揃ってマジョルカ・ファンで、どんなに悪い成績でも、ホームの試合は欠かさず観戦しているそうだ。いやはや、マジョルカ・ファンの忍耐力には頭が下がる思いがする。
現在マジョルカは最下位。先週行なわれた国王杯では、なんと3部のチームに1対4で負けている。この1点が、大久保選手の今季公式戦初ゴールなのだが、全然喜べるような気持ちではなかっただろう。
ワールドカップの日本代表を念頭に置いて、リーガで活躍したいところだが、なかなかチャンスがない。ひどい状態のチームの中で、キラリと輝いているだけに、とても残念。ラジオでは、「オークボはネズミのように、チョコマカよく走り回っている」、「いい動きをしているのに、サポートがない」と言われているし、地元テレビ局が中継した試合を見ても、大久保選手がシュートを決められるような、いいパスが全然回ってこない。
ファンがイライラしている以上に、大久保選手はもどかしい思いだろう。「見る人はちゃんと見ている」、「しっかり評価はされている」とエールを送りたい。「頑張れ!」ではなく、「辛抱時でっせ、大久保はん」、となぜか大阪弁で応援したい気持ちなのだ。