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マジョルカ島から ベンビングッツ! |
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ch.20 <<森で見つけたハリネズミ>>
[ 23.Ene.2006 ]
Vol.20 待ってました〜ぃ!!
1月22日の対デポルティーボ戦。久しぶりに大久保選手先発とのことで、気合いを入れてラジオ観戦だったのだが、前半デポルティーボに2点先取され、またかよ〜というどんよりした気持ち。後半に入り大久保選手のミスがあったらしく、ラジオの解説者が「オークボは肉体的にも精神的にもえらく調子を落としたものだ」と言った。さらにどんよりした気持ちで耳を傾けていると、突然「ゴーーーール!!」。誰や、誰?と思っていると、「オークボ!!」という声が飛び込んできた。思わず椅子から飛び上がってガッツポーズ。やっと、やっと、今季初の待ちに待ったゴールだーぃ、と大喜びしていると、またまた解説者の声が大きくなった。なんや、なんや、今度はなんや?と思ったら、大久保選手のアシストによりアランゴがゴーーール。というわけで、マジョルカはわずか8分で同点に追いついたのである。
もうこうなったら、スポーツニュースをザッピングしまくり、と夜はテレビにかじりついた。いやはや、なんとも胸のすく素晴らしいヘディング・シュートではないか。ラジオ解説者の「ペケニン(親愛の情を込めて「チビ」という意味)なのに」という言葉通り、自分より15センチ背の高い敵を相手にしてのすごいジャンプだ。地元テレビIB3のニュースでは、試合後の大久保選手のインタビューも流れ、「今季初のゴールおめでとう」というインタビュアーの言葉に、「もちろん自分のゴールは嬉しいが、チームとして良かったのが嬉しい」という、実に落ち着いたかっちょいい返事をしていた。
一夜明けての地元新聞は、もう大久保選手べた褒め状態なのだ。『今一度オークボ』、『刺激薬オークボ』、『オークボのお守り』などの見出しが並んでいる。大久保選手のスペイン・リーグでの4ゴールのうち3ゴールはデポルティーボ相手のもので(その中の1ゴールは、今や伝説とも言える(と勝手に決めさせてもらうが)リーグ・デビュー戦でのもの)、「毎週デポルティーボと戦えるなら、得点王はオークボだ」という記事もあった。なるほど。デポルティーボにとって、大久保選手は本当に天敵なのだろう。「冬の移籍契約で、外国人枠の問題からオークボが放出されるのではと思われた時期もあったが…」という文章もあった。そうなのよねぇ、心配したのよねぇ。しかし、新聞を読んでいると、やっと前季のオークボ再来という調子で、大久保選手の選手としての質、チームに占める重要性を高く評価してくれている。マジョルカで揺るぎない地位を確立していってほしいものだ。
最後に、クーペル監督も大久保選手を褒めていたことを書き加えておこう。試合後の会見で、「素晴らしい働きをしてくれた。だが彼にはさらに期待したい。例えばもっと立ったままでいるとか」と発言している。これを聞いて思わず苦笑。というのもラジオを聞いていると、「オークボ、ゴールに近づいたが、またまたこけた」というコメントをよく耳にするからだ。何はともあれ、クーペル監督、これからも大久保選手を先発で出してちょうだいな、FWビクトルとのコンビはナイスでしょ、と声を大きくして言いたい。これからの活躍が楽しみだ!上機嫌で新しい週を始められるのは、全くありがたや。