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 マジョルカ・チャンネル
ch.23 <<レースを手編みするご婦人>>


[ 11.Feb.2006 ]

 Vol.23 単独最下位


 今朝美容院へ行ってきた。夫婦でやっている小さな店で、2人ともマジョルカのソシオ(クラブの会員)という筋金入りのファンだ。シャンプーしてもらいながら世間話をしていたら、ダンナの方が急に「今年は2部行きだな」と言った。この夫婦とはいつもサッカーの話で盛り上がり(大久保選手が来るまでは、雑誌に目を落としていることがほとんどだったのに)、前季の奇跡の1部残留を一緒に喜んだ仲だ。だが、「去年は例外。あのプレーぶりでは2部落ちするのが妥当」だとダンナは額に皺を寄せて言った。


 2月5日の対レアル・ソシエダ戦で2対1と破れ、マジョルカはついに最下位、しかも単独最下位になってしまった。試合終了間近まで同点で、「同点で1ポイント手に入れても、あまり役に立たない」なんてコメントがラジオで流れていたのに、追加点を奪われ、その1ポイントさえ消え去った。

 またもや審判運の悪い試合だった。レアル・ソシエダの先取点の前のハンドが見逃された上に、我らが大久保選手に対する反則でPKになるはずが、これもなし。全国放送のニュースでも、この時のPKだろ?って表情の大久保選手の様子が放映されていた。だがラジオの中継アナウンサーが言っていた。「以前他のチームの試合で、ある審判が言ったことがある。『私の判断は間違っていたかもしれない。だが逆転する時間はたっぷりあったはずだ』」。「でもさー」と言い返したいところだが、まあ確かに一理ある。

 地元紙『ディアリオ・デ・マジョルカ』には『最低のチーム』という見出しが出たが、FWのコンビを組むビクトルを批判しつつ、「FWに見られたのは、オークボの意欲と闘争心だけ」だとか、「オークボに意欲があっても、背が高く体格のがっしりしたDF相手には、一人では戦えない」と書いてある。

 チームが最低の成績の中、大久保選手が評価されているのが、日本人にとってはせめてもの慰めだが、サッカーはチームプレー。クーペル監督進退問題にまで話が及ぶ現在、なんとしても次の対ヘタフェ戦では勝利を手にしてもらいたい。次に美容院に行く際には、「いやいや、やっぱり来季も1部」と笑って話したいものだ。





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