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マジョルカ島から ベンビングッツ! |
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ch.25 <<桜にそっくりアーモンドの花。2月頃満開>>
[ 2.Mar.2006 ]
Vol.25 土砂降りの中の大勝利!
いやー、何度見ても飽きない。2月26日の対レアル・マドリード戦の様子が、何度も何度もテレビで流されている。というのも、まずは2部降格圏内にいたマジョルカが銀河系軍団に勝った(というか、マジョルカ以外の世間的に見ると、マジョルカに負けてしまった銀河系軍団)という大ニュース、そして翌27日にはレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長辞任という、超一級大ニュースが飛び込んできたためだ。一言言わせてもらいたい。マジョルカに負けるほどレアル・マドリードの調子が悪い、と考えられるんだろうけど、確かにマドリードの不調もあったが、それ以上にマジョルカが良かったってこと、しっかりわかっててほしい。
この日もラジオ観戦の我が家は、外で激しく打ちつける雨音を聞きながら、ピッチの選手は辛いやろな、今日のスタジアム観戦は辛いやろな、と思っていた。しかーし、ざんざか降りの中に2時間座って風邪をひいてしまっても、相手がマドリードだからとチケット料金が高くなっていても、26日の試合は生で観戦するのに十分値するものだった。
クーペル辞任の後、マンサーノが監督に就任して以来、これが同じチームだろうか?と目を疑うような、素晴らしい動きを見せているマジョルカ。技術的なものがわずか1、2週間で劇的に良くなるとは思えない。素人考えかもしれないけど、精神的なものの大きさを私は感じる。
生き返ったマジョルカを見ていて、このサイトの本体の主、湯川カナさん著の、『情熱とサッカーボールを抱きしめて』で、同性ながら惚れちまいそうなほどの魅力を、存分に描かれている、スペインサッカー史上初のナショナルリーグ女性監督、佐伯夕利子さんのことを思った。カナさんの本から引用させてもらうと、「監督にとってもっとも大切な仕事とは、試合の時に自分の言葉が届くような環境を、日々の練習の中で作り上げることだと、私は思っています」と佐伯さんが言っている。クーペル監督が悪かったと言いたいのではない。だけど、マンサーノ監督のメッセージはより選手たちに届いたのだろう。地元紙『ディアリオ・デ・マジョルカ』の記事では、チームの何が変わったのかという問いに対し、「『君たちが主人公で素晴らしい選手だ』ということをわからせ、『リーグでの順位を考えず、自分を出してのびのびプレーしてくれ』と求めた」とマンサーノ監督は答えている。
万歳!万歳!言うことなし!といきたいところだが、唯一残念なのが、大久保選手が、ロスタイムに時間稼ぎのために1分ちょい出されただけということ。アランゴとピスクリッチのFWコンビが、素晴らしい成果を出しているのを見ると、ポジション争いの厳しさを感じる。我らが大久保選手はベンチを暖めるのにふさわしい選手ではない。チームの勝利は嬉しいものの、大久保選手がピッチで活躍する日が来ることを、心から願う。