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ch.27 <<マジョルカ人の信仰対象ジュック修道院で見かけた噴水>>
[ 10.May.2006 ]
Vol.27 マジョルカ1部残留。来季の大久保選手は?
5月7日に行なわれた対ベティス戦。マジョルカもベティスも1部残留をかける大切な試合だったが、残念ながら召集メンバーのリストに、大久保選手の名前はなかった。大久保選手がプレーするからマジョルカファンになった私は、はっきり言って、大久保選手がベンチ入りしてない試合はどうでもいい。そこでラジオも聴かずにいたのだが、やはり気になってスイッチを入れた瞬間、マジョルカがゴールを決めた。その時点で2対1とベティス優勢。うーん、これは苦しいと思っていたが、1部残留争いのライバルであるアラベスが負けたため、試合の結果がどうなっても、マジョルカもベティスも残留することが決定した。試合終了間際にはベティスファンがピッチになだれ込んだ。試合続行不可能。ラジオの中継アナウンサーは、「信じられない。恥ずべき態度。1部の試合ではなく、村の試合のよう。第三世界のようだ。先史時代のようだ」と口を極めて非難していたが、審判は状況をコントロールできず、そのまま試合終了。去年の劇的な1部残留を知っている身としては、なんだか感動に欠ける結果だった。
さて1部残留が決定したところで、来季の契約について地元新聞が盛んに取りあげている。5月9日付け『ウルティマ・オラ』紙では、それぞれの選手の来季の予想が一覧表になっている。来季もマジョルカでプレーするだろう、交渉の可能性ありだろう、プレーしないだろうと3項目に分かれているが、大久保選手の欄はプレーしないだろうになっている。本文中にも、「かつて完全移籍契約を結ばなかった大久保嘉人の将来は、パルマの遠くにある」とある。マンサーノ監督になってから活躍の機会がほとんどなかった大久保選手は、マジョルカに残る可能性はないのだろうか。とても残念だ。
一覧表を引き続きながめていると、クーペル監督時代には戦力外通告を受けていたDFバジェステロスは来季もプレーになっている。私はサッカーの世界は、本当に表面的にしか知らない。それでも大久保選手とバジェステロスの状況を比べると、華やかな世界に見えるがとても厳しいものだと思わずにはいられない。マンサーノ監督でマジョルカは奇跡的に蘇ったが、大久保選手にとっては吉とは出なかった。最後の大どんでん返しで引き続きマジョルカということにならないだろうか、と一縷の望みを抱きつつも、来季どこでプレーしようとも輝いていてほしいというのが、にわかファンの願いである。