|
マジョルカ島から ベンビングッツ! |
|
![]()
BACK
NUMBER
![]()
![]()
マジョルカ・チャンネル
![]()
ch.4 <<大久保選手がデビュー戦を飾ったホーム・スタジアム ソン・モッシュ>>
[30.Dic.2004 ]
vol.4 まだまだクリスマス真っ只中
12月25日になると、手のひらを返したようにお正月モードに入る日本とは違い、筋金入りのカトリックの国スペインでは、クリスマスは1月6日まで続くのだ。最近はサンタクロースも定着しつつあるが、正しいスペインのクリスマスでは、1月5日の夜、東方三賢人が子供にプレゼントを持ってくる。というわけで、まだまだクリスマス気分にどっぷりつかっているマジョルカなのだ。
『オークボ、とんでもない所へ来ちまったな』
12月20日付地元『ディアリオ・デ・マジョルカ』紙は、11ページを割いて、前日の対オサスナ戦(2対1でマジョルカの負け)の模様を伝えている。その中の見出しの一つが、この『オークボ、とんでもない所へ来ちまったな』なのだ。クーペル監督が采配を取って以降、最低の出来であったとされるこの試合、大久保選手はVIP席で観戦した。試合1時間前にRCDマジョルカのホームスタジオ、ソン・モッシュに到着した大久保選手だが、こんな試合運びになるとわかっていたら、そんなに早くやって来なかっただろうと記事は綴っている。とんでもない所へ来て、とんでもない試合を見ちまったなぁということなんだろうけど、肝心の大久保選手はどう思っただろう。待ってろよー、俺が盛り上げてやっからなー、とでも思っていてくれれば、とても頼もしい。
実際、RCDマジョルカにとって、大久保選手は現状打破の期待の星だ。地元テレビ局『カナル4』では、「新風を吹き込むのでは」とコメンテーターが好意的な発言をしていたし、『ディアリオ・デ・マジョルカ』紙のコラムニストは、「ハンサムで、どうやら楽しい奴のようだ。あとはゴールを決めるだけ」と書いていた。そう、あちこちで活躍を待ち望む声が聞こえるのだ。
RCDマジョルカの選手として、大久保選手は20日から練習を開始した。言葉の壁が大きいのでは、と思われがちだが、どうやらそうでもなさそうだ。『ディアリオ・デ・マジョルカ』紙によると、練習前半は仲間の名前やどう呼びかけていいかわからず、ボールをパスしてくれと言えなかったけど、途中から「ヘイ、ヘイ」と声をかけるようにしたら、ボールがまわってくるようになったとか。今のところ、スペイン語では不自由さを感じるかもしれないけれど、何よりも大事な、『サッカー』という共通語を操れるのだから大丈夫。世界どこへ行っても通用する何かがあるって、本当に素晴らしい。スペイン語習得にかなり手こずった私など、言葉の違いを軽ーく飛び越えてしまいそうな大久保選手が、実はかなり羨ましかったりする。
来年の大久保選手の活躍を心待ちに、フェリス・アーニョ・ヌエボ!(良いお年を!)